ゼノブレイド3 レビュー(エンディングまで)
一か月程かけて、寄り道も含めてエンディングまで行けました。
以下、自分の感想・レビューとなります。
目次
圧倒的ボリューム
マップの至る所、そのほとんどをくまなく探索することが出来るため、序盤からおなか一杯になるほど隅々まで歩くことが出来ます。
製作者側も「物量」に重きを置いているようなコメントをしているだけあって、収集アイテムからユニークモンスター、イベントまでを絡ませると時間がいくらあっても足りないくらいのボリュームがそこかしこに積み込まれたゲームでした。
「別の道に行くとどうなるかな?あ、敵が強くて死んだ・・・。」
「ユニークモンスターを迂回して・・・。あ、挟まれた。」
「まだいけるまだいける・・・。崖から落ちた。」
「おや、イベントが。む、こいつ仲間になるのかな?」
等、思わぬアクシデントや予期せぬ出来事が多々起こるため、普通に歩いているだけでも飽きることがありません。
欲張り大々ボリューム満点セットなゲームなため没入すること請け合いです。ボリュームげーです。
壮大で悲壮感漂うストーリー
前作ゼノブレイド2と比較すると、終始暗い雰囲気の漂うストーリーです。
前作とは違ったテイストですが、個人的にはこちらのほうが自分に合います。
世界を覆う理不尽と戦うことになるストーリーで、何故そんな世界になったのかを解き明かすうちにスケールの大きい話へとつながっていくことになります。
キャラクター
ある程度、ドラマやアニメに出てくるテンプレート的な登場人物が出てくるため、安心して楽しめます。
明るいキャラもいるにはいますが、全体的に成熟しているキャラクター達でなおかつ暗い世界観ですので明るいノリはあまり期待できないかもしれません。
過剰に媚び媚びしたキャラクターが出てこなかったのが一番ほっとしました。
悪役に関しても及第点で、見るからに狂暴そうなキャラや下種なキャラ、強者感のあるキャラ等が出てくるため、倒しがいがあります。
とある理由で離脱することになるキャラも、納得のいく理由ですぐに復活したりゼノブレイドシリーズ恒例のどんでん返し的な展開も良好なポイントです。
前作プレイヤーにとっては過去のキャラも登場するので、うれしいサプライズも用意されています。
個人的に悪かった点
ストーリーに関してはよかったのですが、元の世界は消滅してしまったのかそうでないかはよくわからない状況となっています。エンディング後の世界が再生したあとの世界なのか、今から消滅してオリジンによって再生されるのかどのようになるかわからないので、いまいちもやもやとしてしまいました。終章で、いきなり世界の成り立ちを説明されるのでどうしても唐突感が否めず、話を端折ってしまったのかなと思ってしまいました。
操作性に関しては、前作のアップデート前を知っている身としては、かなり良好になったと言えます。しかし、欠点がないとは言えず装備品の着せ替えがかなり猥雑で、Yボタンの簡単装備が無ければ途中でクラスチェンジ等をしたくなくなったかもしれません。単純にやれることが多くなりすぎた弊害と言えるでしょう。これ以上改善出来ないような気がしています。
またBGMもユニークモンスター戦やメビウス戦ぐらいしか印象に残るBGMがないのが欠点とも言えます。
世界観に合わせたBGMが多かったのですが、似たり寄ったりの音楽で耳に残る曲がなかったと言わざるを得ません。
もう、前作、前々作で出し切ってしまったようにも思われます。
まとめ
悪い点がネットで散見されますが、私としては全然楽しめました。
ストーリーもゼノブレイド1.2.3と違った切り口で展開していくので、それぞれの作品の個性を尊重しているとも取れますし、人気取りのために過去作の展開と同様にしても面白くはないでしょう。
これからダウンロードコンテンツも控えているため、そちらが出る前にゼノブレイド3の世界を隅々まで探索する予定です。
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