嫌な職場やブラック企業からの脱却 退職代行
社会問題になって久しい、ブラック企業問題。
しかし、その問題に対抗するべく立ち上がったサービスがあった。
退職代行サービスである。
今回は自分自身の経験を踏まえて退職代行にまつわる話をしていきたいと思う。
目次
こんな簡単に辞めれるんだな
私自身合計で３回の退職代行サービスを経験している。
理由は様々で、
- 上司が信用できなくなり、失望した
- 陰湿な嫌がらせを受けた
- 表向きと裏の社長が全然別の人物で、仕事内容と人間関係が著しく劣悪
等という理由が挙げられる。
理由は様々ではあったが、退職代行サービスのすごいところは、
利用代金を払えば、その日その時間からその会社からオサラバ出来ることである。
「退職する一か月は引継ぎもあるから、その間は会社にいなきゃいけないんじゃないの！？」
それは企業が勝手に決めたルールのようで、法的な拘束は一切ないとのこと。
厳密には、退職の意志を伝えたときにその社員は退職してもよいことになっているらしい。
そもそも一か月経っても、なんやかんや姑息な手を使って引き留めてきたり辞めるまでの間思いっきり嫌がらせをしてくる上司や企業なんかもいるだろう。
そんな問題を解決できる、ブラック企業バスターが退職代行なのである。
会社の人間が家に来たり、鬼電が来るのでは・・・
基本的にはありません。
退職代行の方が電話で、
「今後円滑に退職されるまでは連絡はこちら（代行業者）で行いますのでお客様は電話対応はしなくて結構です」
ということを利用者と企業側両方に伝えられるからである。
寮などに住んでいたりすると、上司や同僚に出会ってしまうかもしれないのでその場合は予め部屋を片付けておくなりしてその寮に帰ってこなくてもいい下準備が必要になる。
そんな例外を除けば上記のように電話がかかってくることはないのである。
そもそも辞める際に電話やラインをブロックや着信拒否にしておけば良いだけである。
未練がましい態度を取ってきたりしても対応せずに、代行業者に任せればいいのでどうか安心してほしい。
自分自身の経験
一回目に使ったときは流石に緊張したものである。
「こんなことをして本当に大丈夫なのか？」
と手がぶるぶると震えていたのを今でも思い出す。
料金を払った後も、退職するための書類手続きはなかなか骨が折れたものである。
退職届けや離職票の発行要請書等、何かと作成しなければならなかった。
しかし、今までの嫌な経験を思い出すうちにそんなことはどうでも良くなった。
一刻も早く辞めて自由になってやるんだという思いの方が強かったのは言うまでもない。
その後、ラインでいつ頃に職場に電話するかの打ち合わせをしたのち、代行業者にすべてを託してその日は休んだ。
代行業者の退職成功の連絡をラインで知ったときは、代行業者が神の如く見えたものだ・・・。
「ああ、こんな方法で辞めれるならばいち早く使っておけばよかった・・・。」
あれだけ嫌な経験をし、上司の顔色を窺っていた日々が思い起こされる。
こんな生活がいつまで続くんだろう。もうたくさんだ・・・。自由になりたい・・・。
と思って毎日の業務に取り組んでいたころが懐かしく感じられた。
日々の地獄が永劫に続くことを考えていた過去の自分に教えてやりたい。
「はよ、退職代行使わんかい」
と。
その後、２～３回目と使うことになるのだが、1回目と比べると幾分か抵抗もなしに代行を使用した。
「こんな簡単に会社って辞めれるんだな。」と実感できた次第である。
終わりに
「ここを辞めても同じような目に合うだけだぞ！！」
「人手不足なのに、辞めていくなんて申し訳ないと思わないのか！！」
言ってやろう。
「少なくともお前に合わないだけでせいせいする。」
「俺を不快に思わせて申し訳ないと思わんのか。」
と。
またはおっしゃる通りですねと言った後に、退職代行に依頼して業務中に帰って思いっきり美味しいものでも食べに行こう。
明日のことは明日考えればいいのだ。いつだって決断すれば自由になれることを肌で感じながら人生を謳歌しようではないか。