登録販売者試験の注意点
登録販売者の試験を受ける際にいくつか注意する点がある。
知っていれば、試験合格の手助けになること間違いなしである。
目次
その1 一年に一回、ブロック毎に実施される
いきなり裏技のような合格手段だが早速紹介しておこう。
大学センター試験(今は共通テスト?)のように全国一斉に開始されるわけではなく、都道府県ごとに10ブロックほどに分かれて試験が実施される。
どういうことかというと、東京ブロックで試験を受けつつ九州ブロックで試験を受けるなどの方法が可能なのである。
もちろん試験日程が重なっていないことが条件だが、
どれか一つのブロックで合格すれば、登録販売者試験は合格となる。
もちろんそのブロックだけでしか、登録販売者を名乗れるということはなくいずれかのブロックで合格さえすればどの地域でも登録販売者として認められるのである。
なんだか不思議な資格だが、国家資格である以上貰える手段があるならば知っておいて損はない。
その2 合格基準は2つ
登録販売者の具体的な出題範囲は大まかに分けて章ごとに区切られ、全5章ある。
第1章:医薬品に共通する特性と基本的な知識(20問)
第2章:人体の働きと医薬品(20問)
第3章:主な医薬品とその作用(40問)
第4章:薬事に関する法規と制度(20問)
第5章:医薬品の適正使用と安全対策(20問)
3章以外は20問で、全120問あるのだが、
合格基準の一つ目は全出題数のうち7割以上(84点以上)を取ること
「ならば、自分の得意な分野で勝負を掛ければいいのね!?」
となるのだが、そうは問屋が卸さない。
合格基準の2つ目は、各章で3.5~4割以上を取ること
となっている。地域ごとに開きがあるので、要チェックである。
それゆえ、苦手分野を作らずそつなく章ごとのキーポイントを覚えておく必要があるのだ。
自分ではなかなか分析するのが難しそうだと思うならば、オンライン講座等を活用して勉強するのもありだ。
オンラインのパソコン講座ならば、自分の苦手科目をパソコン側で教えてくれる機能が搭載されているので、活用しない手はないだろう。
独学で勉強する方法もあるが、年に一回ということを考えると万全の準備で試験に臨みたいものである。
その3 受験資格は無し
昔は医薬品を扱っている店で、ある一定期間働くなどの条件があったのだが、今は撤廃されている。
よって、誰にでも登録販売者の試験を受けることが出来るようになっているのである。コンビニやホームセンターでの医薬品の取り扱いが増えてきている一方なので、時代にあった受験資格へと変貌しつつあるのだ。
誰にでも受けることが出来るのならば、是非ともチャレンジしてみてほしい。
その4 基本的な問題が多い
応用的な問題はほとんど出ないのでおおまかな薬の成分を覚えてしまえば、後はひたすら過去問等の問題集を解くことで高得点が狙えるだろう。
問題をとにかく解くことで知識の定着が図れるようになるので、是非とも過去問をガンガン解いていこう。
すき間時間を上手く活用し問題の傾向を掴んでいこう。ここでもやはり、スマホ等で問題を解くことが出来るオンライン講座をおススメしたい。電車で揺られている時間や仕事の休憩時間等の細かい時間を利用することが合格への近道となる。毎日5~10分の勉強でも2~3か月後には驚くほどの知識量が増えているだろう。
以上登録販売者として知っている知識を網羅してみた。これから試験を受ける人にも登録販売者に興味がある人にも役に立ってくれれば幸いである。
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