推奨品売らなかったらどうなるの
ドラッグストアにおいて、推奨品販売(推売)はいい意味でも悪い意味でもなくてはならない業務である。
では、この推奨品を売らないとどうなるか?経験からの話をさせていただく。
目次
出世には響かない模様
店の一番偉い人は店長。それを統括しているのがエリアSV(スーパーバイザー)とかなんとか言われている人が一般的なドラッグストアでは存在する。
そのSVと言われている人が販売するのが上手かというと、案外そうでもないようである。
実際に今現在私が働いているSVの方は自分でも
「自分は推売上手くないんだよね。keiさんすごいなあ」
等とお世辞なのか、冗談なのかよくわからないことを言われたことがある。
後で他人から聞いた話だが、推売が上手くないのは本当であり、売っているところを見たことがないとのこと。
このことからも、
推売が上手い=出世につながる
という図式が成り立つことはないようである。
どちらかと言えば、日常業務でミスがなかったり従業員からへの信頼があったりと店舗運営が上手いと出世には近づきやすいようである。
SVの方も、推奨品を売っている人へのたきつけ方や励まし方が上手かったりするので、そのあたりの技量の方が問われているようである。
優秀な選手が優秀な監督ではないのと同じように、後方支援や事務作業が上手い人が裏方に回って近隣店舗全体を活気づけていく方が会社全体から見ると、利益に貢献していると自ずと判断されやすいようである。
しかし、何にせよ全く売る気がない様子を見せていると流石に怒られてしまうだろうから自分のペースで努力していくように工夫する必要はあるだろう。
ノルマがあるので、貢献してないのは一目瞭然
推奨品を売っていないのは、ノルマを見れば一発でばれてしまうものである。
大体は月ごとにノルマが決められているため、エクセル等で自分が売った数を打ち込んでいくようにはなっている。
近隣エリアでその情報は共有されているので、流石に全く売っていないと
「このごろ売れてる?」
等と店長などから指摘を受けることになるだろう。
「いいえ、私はそのほかの業務を完璧にこなしているので推売は結構でございます、はい。」
等と鋼鉄の心臓を持っている人ならばそういえばいいと思うが、そうでない人が大半なので、大人しく推奨品を売ることになるだろう。
と、この話は正社員での話であって、パートの人は案外許されていたりする。パートの人達などはその店が最低限回る状態(品出し、レジ業務、掃除、開店閉店作業等の雑務)にしてくれるだけで御の字で、いちいち推売のことを言われたりしない場合が多い。
反対に推売が出来るパートさんはかなり重宝されることが多く、パートから正社員を目指している人などは推売をすることで、社員登用に大きく近づくことが出来るようだ。(私もそうしている。お金厳しいもん。)
上手くやりたいなら
やはり、推売が出来ることに越したことはないだろう。
しかし、必ずしも推売だけが出来るだけで出世できるかと言えばそうでもないので、従業員の接し方や業務での後始末の仕方やミスがないかどうか等が重要で、信頼できる仕事の仕方をしていさえすればよほどまずい推売の売り方をしない限りはその店でやっていくことが出来るだろう。
色々なドラッグストア
また、ドラッグストアも色々あって、推売第一でそれ以外は二の次のようなひどいドラッグストアもあれば、推売ではなくてスーパーのような売り場作りを重視するドラッグストアもある。
私も推売が得意な人間だったので、売り場作り重視型のドラッグストアで自分をアピールできず面接で落とされたことがある。
化粧品メインのドラッグストアもあり、駅に近く流行りの化粧品を所狭しと並べてある店も存在する。女性などはそちらのドラッグストアで勤務するのもよいだろう。
ドラッグストアというくくりを外してしまえば、スーパーだったり家電量販店などでも働くことが出来る。登録販売者で管理者要件を満たしていれば働くことは可能である。
ドラッグストア→スーパー→ドラッグストア
の流れで私も働いている人間なので、そのあたりの違いなども詳しく話せればなあと思っている。
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